お名前のごとく森を守ることに人生をかけている! SDGsにもつながる日本の森林、林業のことなら、小森先生にご相談ください!
■氏名(ふりがな)
小森 胤樹 (こもり つぐき)
■相談できることを教えてください
日本の森林、林業についてであればなんでも。
■経歴・自己紹介
1971年、大阪府吹田市生まれ。
関西大学大学院工学研究科を修了後、5年間、糖尿病の診断薬の研究開発を行うが、「日本の森林を守る仕事がしたい」と、岐阜県郡上市の林業会社に作業員として、林業の世界へ転職。
10年後、雇ってもらった会社の代表職を6年務めるが、地域の森林監理を継続的に見ていく、欧米のようなフォレスターが日本には存在しないことが問題だと考え、日本型フォレスターとして活動するため、森林総合監理士の資格を取り、独立。
また、日本の森林は、伐って使っていかないと守っていけない観点から、国産材の割り箸を普及するため、国産材割り箸の普及活動も行う。
■事業概要を教えてください(サービス名 ご自分の担当している仕事など)
・国産材割り箸の普及活動と販売。
・岐阜県産材の木製品の製造販売。
・市町村の林務行政支援事業。
■今の仕事に就いた理由、きっかけは
20年前、「日本の森林を守る仕事をしたい」と決意し、林業の現場作業員に転職しました。
現場作業から始めたのは、実際の現場を知らないと発言しても説得力がないと考えたため。
現場で働く中、林業の現場がつくる製品は丸太まで。多くの国民に、日本は木を伐って使っていかないと、森は守っていけないことを伝えるツールとして、誰もが使ったことがある割り箸に行きつきました。割り箸を通して、持続可能な森林資源の利用を伝えていきたいと、郡上割り箸で訴求しています。
一方で、林業は植えてから商品になるまで50年はかかります。
今のグローバル社会において、長期的なリスク管理が必要な林業は、日本においては産業として成り立たず、補助金で森林整備がほそぼそと行われている状況です。
そのような中、この20年間に二度ドイツの林業を見に行く機会を得た私は、日本には、欧米のような地域に長期にわたって、移動の無いポジションで活動するフォレスターが存在しないことが、フォアキャスト(対処療法)の、地域森林監理しかできてこなかった要因だと考えるようになりました。
それを誰かが担わないと、専門職のいない市町村には、地域の森林監理を担わせるのは無理だと考え、森林総合監理士の資格を取り、仲間とフォレスターズ合同会社をつくり、市町村の林務行政支援を行う体制づくりを進めているところです。
■あなたが仕事を通じて達成したい、成し遂げたいことがあれば教えてください
私の志は、持続可能な地域社会をつくることです。
地域社会の経済循環の中に林業が産業として、しっかり位置付けができるようなることが必要です。
そのために必要なことを、事業として行っていきたいです。
■所属企業・組織/役職
株式会社 郡上割り箸 代表取締役
フォレスターズ合同会社 代表社員