【しくじり先生のつぶやき】ギバーについてちょっと・・

皆さん、こんにちは。
「情熱先生」用務員、PR業界のしくじり先生、大久保です。

コロナ禍のオンラインマッチングやイベントで頻繁に耳にするようになった「ギバー」という言葉。僕が初めてこの言葉と出合ったのは、今から5年ほど前です。ペンシルベニア大学ウォートン校教授の組織心理学者アダム・グラント氏の著書『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』(三笠書房 )を読んだ時でした。

「なるほど!」と思いつつも、質の良い「Give&Take」の関係になるにはどうすればいいのか、自分自身に問い直しました。たどり着いた答えは「聞く耳を持つ」ということです。

何を聞くのかというと、「製品・サービスのプレゼンテーション」「どのような事業を営んでいるのか」「どのような人を紹介してほしいのか」だけではありません。

1,どのような理由、経緯でその仕事に従事しているのか

2,これまでにどんなことに努力し、どんな経験を積んできたのか

3,仕事を通じてどのように社会に貢献したいのか

そんなことに耳を傾けてみると、製品やサービスに興味が湧き、「自分にとって必要なことなのか」「周りに必要としている人がいないか」など、正しく判断できるようになります。相手の考え、思い、人柄、知識、能力を知ることができます。そして、何より「情熱」を学ぶこと(Take)ができます。

情熱先生の皆さんには、この「聞く耳を持つ(Give)」ことから、ぜひ始めていただきたいと考えています。自分には関係ない製品やサービスだと思っていても、実際に話を聞いてみると、つながりがあることは少なくありません。

例えば、当社は広報部立ち上げ・運営支援サービス「広報人倶楽部」を提供しています。一聴すると、広報部のない企業には無関係に思えるかもしれません。しかし、広報PRが単なる情報発信の手法の一つではなく、「企業経営における重要な機能の一つ」だと知ったらどうでしょうか。捉え方が変われば、取り組み方も変わらざるを得ません。広報PRの本来の価値を知ることで経営に厚みが生まれます。

ぜひ、一人でも多くの情熱先生の話に耳を傾けてみてください。

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