【ご一読を】情熱先生の取説(トリセツ)
■はじめに
情熱先生 用務員の(株)AGENCY ONE 大久保です。
「情熱先生の取説(トリセツ)」と題して、「なぜ、『情熱先生』を始めたのか」「どんなマッチングを目指しているのか」について解説させていただきます。
「ええっ! 面倒だな・・」と思われたあなた!
「情熱先生」への参加を、実りあるものとしていただきたいので、ぜひご一読ください!(笑)
初回は、「情熱先生」の目的をお伝えします。
「情熱先生」の目的は、「お互いの傾聴による新しい経済圏の創出」です。
参加いただいた皆さん全員が、「参加して良かった」と思っていただくためにお願いすることはたった一つ、「傾聴」です。
参加いただいた皆さん全員が、「参加して良かった」と思っていただくためにお願いすることはたった一つ、「傾聴」です。
「傾聴」の効果を上げるためにマッチングのおける「5つの掟」があります。
その1,初回の面談で製品やサービスをセースルしない
その2,話す側と聴く側を決めて会う
その3,お互いに、傾聴の機会を設けて最低2回会う
その4,お互いに、舞台裏や夢舞台も語る
その5,お互いに、気軽に相談できる関係構築を目指す
■情熱先生が目指している関係
僕は、この2年間で1,200人を超える人たちとオンラインの世界でお会いしてきました。
しかし、納得のいく結果には至っていませんし、つながっている人脈もわずかです。
なぜなら、1to1(1対1)でもイベントでも、参加者全員がセールスを目的としているからです。
一度「売り込まれる」と思ってしまうと、改めて相談することがはばかられてしまいませんか?
僕が考える理想の結果や関係は、「〇〇について、いつでも相談できる相手になる」ことです。
当社で言えば、「広報PRについて、いつでも相談できる相手」として、皆さんから信頼され、記憶してもらうことです。
では、どうすればそのような関係がつくれるのでしょうか。
■オンラインで関係を築く方法
現在、僕が行っているマッチングの方法をご紹介します。
「初回の面談では、セールストークをしない」です。「相手の話を聴くこと」に徹します。
相手の話から何か一つでも習得しようと、根掘り葉掘り(笑)質問します。
なぜなら、自分が話したいと思っていることと、相手が聴きたいと思っていることは違うと気づいたからです。
僕が知りたいのは、製品やサービスの話だけでなく、「どこで生まれたのか」「どんな成功や失敗を経験してきたのか」「なぜその仕事を選んだのか」といった「舞台裏」や、「仕事を通じて何を目指しているのか」といった「夢舞台」などです。
その人の話に耳を傾けて、魅力を引き出せるように心がけています。
そして、次に会う機会を設け、今度は自分の話を聴いてもらうようにしています。
気軽に会えるオンラインだからこそ、お互いに丁寧に話を聴く「傾聴」の機会が必要なのではないでしょうか。
そうすれば、お互いの魅力が伝わります。さらに、気軽に相談できる信頼関係を築けば、記憶に残る関係を築けると考えています。
■傾聴とは
米国の心理学者であるカール・ロジャーズ氏いわく、「積極的傾聴」とは、
1,共感的理解
相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとする。
2,無条件の肯定的関心
相手の話を善悪の評価、好き嫌いの評価を入れずに聴く。
相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に肯定的な関心を持って聴く。
3,自己一致
聴き手が相手に対しても、自分に対しても真摯な態度で、話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、真意を確認する。
この三つです。
セールストーク、製品やサービスの話というのは、しょせんは左脳で「認知」する「表舞台」の情報にすぎません。でも、「表舞台」や「夢舞台」も含めて「傾聴」してもらえれば、右脳で「共感」してもらえます。
「認知」と「共感」がセットになると「等身大の魅力」となって相手に伝わります。
そして、「信頼され、記憶に残る関係」につながっていくのではないでしょうか。
■魅力を伝えて選ばれるために
企業にとって、提供している価値や製品・サービスが選ばれることは必須です。
選ばれなければ、事業継続も成長もなし得ません。
だから、「セールスをすればいい!」というのは、あまりにも短絡的です。
そもそも、人は「売り込まれる」ことが好きではありません。
あくまでも「自分で選んだ」という納得感が必要なのです。
「傾聴」によって、「認知+共感=魅力が伝わり選ばれる」という流れができるならどうでしょうか。
「選ばれる」というのは、「すぐに売れる」という意味ではありません。
「傾聴」によって「〇〇については、いつでも相談できる相手」になるということです。
そうしてつくられた関係性によって、製品やサービスを必要とする人に、正しいタイミングで届くという意味です。
では、「傾聴してもらう」「選ばれる」には、どうすればいいのでしょうか。
皆さんから積極的に「傾聴」すればいいのです。
そうすれば、「傾聴」してもらう機会も与えられるからです。
結果として、提供している価値や製品・サービスを必要とする人に、正しいタイミングで届けられるようになります。
■傾聴してもらうべきこと
よく知っていると思っている相手でも、「傾聴」してみると気付くことがあります。
先日、10年以上付き合いがある経営者の話を「傾聴」する機会がありました。
そこで改めて知ったことは、「仕事に対する思い」です。
「どんな思いで仕事をしているのか」を知り、付き合い方まで変わりました。
そして、より創造的な関係に変わりました。
では、「傾聴」してもらう側(話をする側)は、何を話せばいいのでしょうか。
それは、僕が根掘り葉掘り質問していることです。
過去があるから、今があり、それが未来をつくるのです。
「生まれはどこなのか」「どんな成功や失敗を経験してきたのか」「なぜその仕事を選んだのか」といった「舞台裏」や、「仕事を通じて何を目指しているのか」といった「夢舞台」など、製品やサービス以外の話です。
どんな割合で話せばいいのかというと
「舞台裏(6): 表舞台(2): 夢舞台(2)」程度です。
「等身大の自分を語るセミナー」といっても良いかもしれません。
はじめは、恥ずかしいと感じるかもしれませんが、ぜひやってみてください。
間違いなく効果はあります。
■お互いの傾聴による新しい経済圏の創出
これから、徐々に「傾聴する相手」をご紹介していきます。(グループLINEで)。
その時は、「自分には関係ない相手」と決めつけずに、まずは「傾聴」してみてください。
話す側の先生は、恥ずかしがらずに人生を語ってみてください。そして、次の機会をつくって「傾聴」する側にもなってください。
「傾聴」する機会を分けて、回数を重ねて会うことも重要です。
そうすれば、お互いに「〇〇については、いつでも相談できる相手」という関係になるからです。
そんな関係が輪となって広がれば、「情熱先生」の目的である「お互いの傾聴による新しい経済圏の創出」につながると信じています。
お読みいただきありがとうございました。
みなさんにとって、実りある場となるように努力してまいりますので、ご協力をお願いします。